見返りを求めない「ギバー」だけが最後に信用を勝ち取る
おつかれさまです!
長倉です!
人間関係のストレスは、期待から始まっている
「これだけやってあげたのに、感謝もされない」
「親切にしたのに、裏切られた」
人間関係でストレスを感じる原因は、
突き詰めるとたった一つに集約されるんだよね。
それは、見返り(リターン)を期待しているからだ。
そもそも期待というのは、ある結果を望むこと。
望んだ結果が返ってこないと、人はそれを「失敗」だと感じる。「裏切られた」と感じる。
でも、最初から何も期待していなかったらどうなるか。
どんな結果が出ても、それは「失敗」じゃない。ただの「結果」になる。
同じ出来事なのに、こっちが勝手に握っていた「期待」のぶんだけ、勝手に傷ついている。
ストレスの正体って、だいたいこれなんだよね。
で、今日書きたいのはこういうことだ。
長期的に最高の人間関係を築くなら、「究極のギバー」になるしかない。
人間関係は「線」じゃなく「点」だ
まず大前提として知っておくべきは、人間関係は基本的に「線」じゃなく「点」だということ。
人と出会い、交流して、そこで何かが終わる。
その瞬間、その点においては「良い付き合いだった」かもしれない。
でも、それが一生続く線になると期待するのは、大きな間違いなんです。
人は変わるし、環境も変わる。
「一度親切にしたから、ずっと味方でいてくれるはず」。
そういう期待値を持つこと自体が、全ての不幸の始まりなんだよね。
これは友達でも家族でも同じだ。
相手には相手の人生があって、相手の選択がある。それぞれの道を進めば、離れていくのは当たり前なんです。
オレは編集者を20年以上やってきて、それこそ何千人と会ってきたけど、ずっと同じ温度で続く関係なんて、ほとんどない。
でも、それは「裏切り」でも「失敗」でもない。点が点として良ければ、それで十分なんだよね。
相手をその場に縛りつけて、無理やり線にしようとした瞬間に、関係はおかしくなる。
最強の生存戦略は、見返りを求めないこと
ビジネスの世界では「ギブ・アンド・テイク」だとよく言われるけど、これも半分嘘だ。
テイク(見返り)を求めてギブする人は、いずれ必ず相手に見透かされる。
「あいつは下心がある」と。
ここで面白い研究を紹介しておく。
心理学者のアダム・グラントは『GIVE & TAKE』の中で、人を三つのタイプに分けている。
・ギバー(与える人)
・テイカー(奪う人)
・マッチャー(損得のバランスを取る人)
そして、最も成功するのもギバー、最も失敗するのもギバーだと言うんです。
どういうことか。
ギバーには二種類いる。
「自己犠牲のギバー」と「賢いギバー」だ。
自己犠牲のギバーは、誰にでも無条件に与えてしまう。だから燃え尽きるか、テイカーに食い物にされて終わる。
一方、賢いギバーは、誰に・どう与えるかを考える。断るべきときは断る。でも与えると決めたら、惜しみなく与える。
だから、ただのお人好しになれって話じゃないんです。
相手を見極めたうえで、見返りを期待せずに与える。これが一番強い。
じゃあ、どう生きたら一番得をするのか。
テイクを一切期待しない『究極のギバー(与える人)』になることだ。
・相手のためになる情報を提供する
・困っている人を助ける
・自分の知識を惜しみなく教える
そして「やってあげたこと」は、その瞬間にポンッと忘れる。
これが鉄則なんです。
逆に、いちいち「貸し」を覚えていて、きっちり回収しにいく人がどうなるか。
その都度、関係を「清算」していくことになる。
貸し借りがゼロになった瞬間、人はお互いを必要としなくなる。つながる理由が消えるんだよね。
損得を1円単位まで精算しにいく人ほど、気づけば周りに誰もいない。
これは精神論じゃなくて、ただの構造の話なんです。
リターンは、忘れた頃に桁違いでやってくる
これを続けていると、面白いことが起きる。
アナタに助けられた人のうちの9割は、何も恩返しせず去っていくかもしれない。
それならそれでいい。
でも、残りの1割が、数年後にアナタが困っているときに、あるいはとんでもないチャンスを持って、「あの時の恩返しです」と突然やってくる。
人間には「返報性」という本能がある。
何かをしてもらうと、それ以上のものを返したくなる。これは世界中、どの文化にも共通する人間の習性なんです。
しかも、計算ずくで与えられたものに、人は心を動かさない。
「これだけやったんだから」が透けて見えた瞬間、返したい気持ちは消える。
逆に、見返りを求めていない純粋な贈り物にこそ、人は感動して、何か返したくなる。
わらしべ長者の話を思い出してほしい。
一本のわらが、みかんになり、反物になり、最後は立派な屋敷になる。
あの男は何をしたか。
目の前で困っている人に、必要なものを渡しただけだ。見返りなんて、一度も計算していない。
そして、ここがいちばん大事なところ。
与えることは、1割が返ってくるより前に、すでにアナタを得させている。
人は誰かの役に立った瞬間、脳内にドーパミンやオキシトシンが出る。
これは「ヘルパーズ・ハイ」と呼ばれる状態で、ストレスが下がって、幸福感が増す。利他的に動く人ほど健康で長生きする、というデータすらある。
つまり、与えた時点で、もう半分は回収できているわけです。
残りは忘れた頃に、桁違いの「信用」という形でやってくる。
見返りを求めて小銭を回収しにいく生き方より、期待値をゼロにして与え続ける生き方こそが、長期的には「桁違いの信用(財産)」となってアナタを救ってくれるわけです。
人間関係でイライラするのは、アナタが相手に期待しすぎているから。
期待値を下げて、ただ与える。
損得勘定を捨てた瞬間に、人間関係の悩みは嘘のように消え去る。
では。
BE NICE!
長倉

「ギバー」はなんでも与える人、という印象で私にはできなさそうだと思っていましたが、
嫌なことは断っていいんだ、とわかり、それならギバーになろうと思いました。「賢いギバー」でこれぞ!と思った人、ことには惜しみなく出し続けます😀
いい人はうまくいく
いま読ませて頂いてるところでした。
賢いギバー 響きます。